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Mystic season2に出演しました


12月に神戸、東京、韓国ソウルで行われたツアーショーに出演しました。



このツアーは前回人気を博したツアーショーのシーズン2で、日韓のマジシャン、パフォーマーを集めて若手やマジシャン達の情熱を奮い立たせることがテーマになっています。もちろん、マジシャン以外の方でもお楽しみいただけます。



短い期間でショーが3回あるため、私は自分の和の演技を成長させる良い機会だと思い、3回で演技を少しずつ変えていきました。



ミスティック神戸では、今までアシスタント的な役割だったしほを前面に出し、メインとサブではなく2人組演技として流れを再構築しました。



色々な方から好評をいただき、「しほの表情が良かった」「もっと出てほしい」「名前をけんと&しほではなく、しほ&けんとにしなよ」など自分よりも人気が出てしまい少し悔しいです。笑


ミスティック東京では、長年使ってきた台を取り除きました。台というのはマジックをする上でとても便利ですが、逆に怪しさを残してしまうものでもあります。



台をなくすのに苦労しましたが、そのおかげで後半の現象の不思議さが増したので苦労した甲斐がありました。ただ、まだ改善の余地はありそうなので方法を模索していきます。



ミスティックソウルでは、精神面で成長できるよう緊張のコントロールを意識しました。緊張の波というのがあるらしく、それを意識して緊張し過ぎな自分と向き合うことができました。本番中も、今までの公演で一番落ち着いて演技できたのではないかと思います。



さて、演技を正面から観ることができた演者の紹介をさせていただきます。



小島 海さん


最近色々なところで活躍されていて何回か演技を観ていますが、観る度に進化していて凄いと思います。今までは扇子単体の印象でしたが、花と扇子を絡めた現象が多くなっており、構成にトリッキーさが出てきました。



後で気づきましたが色が変わる現象が多く、それが秋の空模様を表しているのかなーと思いました。相変わらず技術の面はとても輝いていて、前はそれが前面に押し出されていましたが、今は構成の中に隠れるキラリとした宝石のような感じになっていて、高級感が増したような気がします。



ショーのオープニングを任されており、舞台裏ではとても緊張している様子でしたが、オープニングからお客さんを盛り上げて、とても貫録があったと思います。



アンディ・クローバーさん


韓国の演者で、森の中に佇む妖精のような演技です。葉っぱ、水滴をテーマにしており、まず日本では見ない感じの演技でした。



目が覚めて、ナシを食べようとするけど蜂に持っていかれて、その後落ちる水滴を手に滴らせて、それと戯れるといった演技です。



中でも、大きな水滴の中で現象が起きるのはとても神秘的だと思いました。やっている現象自体はとても少ないですが、アンディの演技力やストーリーのおかげでマジックというより、一つの演劇として楽しめます。



ジュン・ウーさん


この方も韓国の演者です。以前台湾の大会で一度演技を観たことがあり、そこから彼の演技にどハマりしました。絶対もう一回観たいと思っていたので観られてよかったです。



音を具現化するというテーマで、効果音がカードになって現れます。音に合わせてリズムよくカードが出てくるので、マジックとしてもサウンドエンターテイメントとしても楽しめます。



どこからそのアイデアが出てきたのか聞いてみたところ、トパーズという音を効果的に使った有名なマジシャンからインスピレーションをもらったそうです。クラシックと現代的なカードマニピュレーションの融合が素晴らしかったです。めちゃくちゃ面白いので、観る機会があったら見てみてください。



他にも横から見ていて紹介したい演者もいますが、しっかり正面から見ていないので割愛させていただきます。



最後に、主催のハキムさん、大河さん、スポンサーの方々、演者の皆さま、スタッフの方々、お客さま、ミスティックに関わった全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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